青柳正規『人類文明の黎明と暮れ方』(興亡の世界史シリーズ)講談社学術文庫、2018年。

興亡の世界史 人類文明の黎明と暮れ方 (講談社学術文庫)作者: 青柳正規出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/06/11メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る やっと読み終えた。 序章終章以外にも、著者の現代世界への目線ががちょいちょい出てきて、我…

藤田嗣治展に行ってきた

藤田嗣治展に行ってきた。 わざわざ、こんな台風でヤバイ日に外に出なくても、と自分でも思うが、ここまで行ける日がなかった。 個人的には、「藤田嗣治」というよりかは「レオナール・フジタ」というほうがイメージが強いのだが、名前はなんとなく知ってい…

福井憲彦『近代ヨーロッパの覇権』(興亡の世界史シリーズ)講談社、2017年。

ちょっと前に読んだので、感想をまとめておく。 興亡の世界史 近代ヨーロッパの覇権 (講談社学術文庫)作者: 福井憲彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/10/11メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 大航海時代に始まり、第一次世界大戦あたりで終わる…

#きょうのsystemd : 大きな神話

大きな神話 (原文: http://0pointer.de/blog/projects/the-biggest-myths.html *1はきれいに分割されており、これらは systemd の外でも非常に使い勝手の良いものである。 69の別個のバイナリーを必要とする1つのパッケージというのはモノリシックとはほとん…

#きょうのsystemd : ポータブルサービス

超久しぶり。 systemdが話題(?)ということで再開の機運が高まり、レナートのブログ見ていたら、また変なのが出ていたので、翻訳。 原文はこれ。 Walkthrough for Portable Services systemd v239でポータブルサービス systemd v239 には数多くの新機能がある…

ジェーン・オースティン(小山太一訳)『自負と偏見』新潮文庫、2014年(原著:1813年)

自負と偏見 (新潮文庫)作者: ジェインオースティン,Jane Austen,小山太一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/06/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (34件) を見る 本書のカバーの裏表紙には次の一文がある。 「幸福な結婚に必要なのは、恋心か打算か。…

平野聡『大清帝国と中華の混迷(興亡の世界史)』講談社学術文庫、2018年(原著2007年)

興亡の世界史 大清帝国と中華の混迷 (講談社学術文庫)作者: 平野聡出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/01/26メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 高校世界史では「明清帝国」とひとくくりにされる明朝と清朝。 このくくり方には、両帝国の間に連…

#きょうのsystemd : ルートを変える (systemd for Administrators, Part 6)

これは 0pointer.de の翻訳 ルートを変える 管理者であれ開発者であれ、遅かれ早かれ、chroot()環境に出会うことになる。 chroot()システムコールは単純にプロセスおよびその子がルートディレクトリ / と考えるものをシフトさせ、そのプロセスが見ることがで…

きょうのsystemd: 3つのレベルの「オフ」

概要 これは 0pointer.de の翻訳。 3つのレベルの「オフ」 systemdではサービス(ないしは、その他のユニット)を3つのレベルでオフにできる。 これについて見てみよう。 1.サービスを停止することができる。これは単純にサービスのインスタンスを停止させるこ…

#きょうのsystemd : サービスを停止させる (systemd for Administrators, Part 4)

概要 これは 0pointer.de の翻訳。 サービスを停止させる システムデーモンを停止させるのは簡単、本当? 確かに、デーモンが単一のプロセスで構成されている限り、これは確かにある程度は正しいだろう。 killall rsyslogdとタイプすれば、syslogデーモンはど…

#きょうのsystemd: Surface Proを持ち歩いている人はサーバーを持ち歩いていると言おう

完全にネタ。 hostnamed needs a quirk database for chassis type · Issue #7390 · systemd/systemd · GitHub レナートがタイトルを変えちゃってるけど、もともとは "hostnamectl reports chassis-type as server for a Surface Pro tablet(hostnamectlがSu…

#きょうのsystemd : (翻訳) どうやったらSysV initのスクリプトをsystemdのサービスファイルに換えられるのか? (systemd for Administrators, Part 3)

概要 これは systemd for Administrators, Part III の翻訳。 どうやったらSysV initのスクリプトをsystemdのサービスファイルに換えられるのか? 伝統的にUnixとLinuxのサービス(デーモン)はSysV init スクリプト経由で起動されている。 これらはBourne Shel…

いろいろ新調した

昨日、今日とで色々新調した。 昨日はユニクロに服を買いに行った。最低限の冬の準備はできたと思う。 今日は友人に会いに秋葉原へ。 ついでに、つくもへSSDを見に行った。 これまで使っていたSSDはIntelの330で60GBと120GBで、前者を/、後者を/homeとしてマ…

#きょうのsystemd: (翻訳) どのサービスがどのプロセスを動かしてる? (systemd for Administrators, Part 2)

概要 systemd for Administrators, Part II の翻訳。 どのサービスがどのプロセスを動かしている? ほとんどのLinuxシステムで、実質的にはデフォルトでかなりの数のプロセスが動かされている。 どのプロセスが動いていて、それが何の、どこに属しているのか…

#きょうのsystemd: ハイブリッドcgroupのセットアップは動くのか?

ちょっと前から気になっていたsystemd-develでのやり取りについて。 そもそも、「はいぶりっどこんとろーるぐーぷ?」なのだが、ちょっとまとめてみる。 ことの発端はUmut Tezduyar Lindskog*1の以下のメール。 [systemd-devel] How does hybrid cgroup setup…

#きょうのsystemd: (翻訳) ブートアップを確かめる (systemd for Administrators, Part 1)

概要 以下は、レナートのブログの 0pointer.de を翻訳したものである。 管理者のためのsystemd パート1 読者の多くが知っているようにsystemdはFedoraの新しいinitシステムであり、Fedora 14から採用された。 また、同じような方法で他のディストリビューシ…

#きょうのsystemd: (翻訳)Socket Activation (1)

今日のUbuntu Weekly Recipeはsystemdネタだった! gihyo.jp それで、というわけでもなく、ちょうどたまたま書き溜めてただけだけど、今日はsocketユニットについて。 またですが、レナートのブログ記事の翻訳。 原文: 0pointer.net ソケットアクティベーショ…

#きょうのsystemd : Ubuntuで新しいめのsystemdを使おうとしてコケた話

はじめに きょうは何だか翻訳の気分ではないし、自分の文章を書きたいので、寄り道をする。 翻訳が増えることを期待してくれた方には申し訳ない。 新しいめのsystemdを試したい systemd 235では、以前に紹介したような機能が搭載された。 popopopoon.hatenad…

#きょうのsystemd : 一覧

きょうのsystemd リンクなしは予定*1。 レナートのブログ記事翻訳 ちゃんと訳したやつ 一応、レナート本人の許可は取ってから翻訳している。( #きょうのsystemd : レナートにブログ翻訳の許可を取り付けた - ぽぽの備忘録 ) PID1を考え直す(Rethinking PID 1…

#きょうのsystemd: (翻訳)PID 1 を考え直す

レナートがsystemdの構想について語ったブログエントリーの翻訳。 原文はこちら: Rethinking PID 1 投稿は2010年4月30日とかなり古いものではあるが、この時点で現在に至るまでのsystemdの設計思想がしっかり示されており、いまもなお色あせていないと思う。…

#きょうのsystemd : レナートにブログ翻訳の許可を取り付けた

レナートのブログは面白くて情報の宝庫なので、ちょくちょくチェックしている。 だけど、有名なあの投稿を含め、誰も翻訳をしていないようなので、レナートに「翻訳していいか?」と許可を取ってみた。 "Go Ahead!"と返事が来た。もちろん他にもちょっとだけ…

#きょうのsystemd : IPアカウンティングとアクセスリスト

およそ1ヶ月前にリリースされたsystemd 235ではサービスごとにIPトラフィックを計算したり、アクセスコントロールができるようになったらしい。 元ネタはレナートのブログ記事 IP Accounting and Access Lists with systemd 。 本稿では、この記事の詳細を紹…

#きょうのsystemd : machinectlにブロックデバイスをイメージとして認識させられるように(なるはず)

LennartがnspawnについてMLに投稿していた件について、今朝調べていたら、動きがあったことがわかったので翻訳。 GPTイメージの話も興味深い。 [systemd-devel] systemd-nspawn/machinectl with LUKS/LVM やぁ、 systemd-nspawnでLUKSで暗号化されたLVを使う…

#きょうのsystemd : 受動態の target units は何のためにある?

勉強になったので翻訳 (私家訳。誤訳や誤解があれば指摘歓迎。) [systemd-devel] Why do passive target units have to exist? やぁ systemdのドキュメントを読んでいるところなんだけど、受動態(passive)のunitがちょっとこんがらがった。 "network.target"…

『ダンケルク』を観てきた

友人の結婚パーティーで関西に戻った帰りに、品川のIMAXで(遅ればせながら)『ダンケルク』を観てきた。 画面がでかく、迫力は満点だった。 id:Forty さんのアドバイスは正しかった。 この迫力満点の甲斐もあり、始終、緊張させられる映画だった。終わった後…

systemd-nspawnの記事を書いた

systemd-nspawnについて書いた記事が公開された。 gihyo.jp Web媒体への技術記事の投稿は初めての経験である。これが冗談半分で言っている「systemd芸人」への第一歩になれば、なお良い? systemd-nspawnについて調べようと思ったのは、systemdについて勉強し…

OSC 2017 Tokyo Fall で話してきた

OSC 2017 Tokyo Fall で10月にリリース予定の Ubuntu 17.10 についてお話してきた。 8月の京都でOSCがあったときに、たまたま私も夏休みで関西に帰っていたため、顔を出したところ、村人さんから話しませんかとオファーをいただきました。 「(当日発表された…

松本佐保『バチカン近現代史: ローマ教皇たちの「近代」との格闘』中公新書、2013年

バチカン近現代史 (中公新書)作者: 松本佐保出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/06/24メディア: 新書この商品を含むブログ (11件) を見る 主権国家バチカン 地理の資料集を見てバチカン市国の項目を見つけ、面積が小さい、人が少ない、と思ったこと…

ゴールドマン『ノモンハン 1939 第二次世界大戦の知られざる始点』みすず書房、2013年

ノモンハン 1939――第二次世界大戦の知られざる始点作者: スチュアート・D・ゴールドマン,麻田雅文(解説),山岡由美出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/12/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 読んだ順は前後。実家(事実上の書庫)に送…

NHKスペシャル取材班『日本海軍400時間の証言: 軍令部・参謀たちが語った敗戦』新潮文庫、2014年

日本海軍400時間の証言: 軍令部・参謀たちが語った敗戦 (新潮文庫)作者: NHKスペシャル取材班出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/07/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る 端的に本書を紹介すると、ドキュメンタリー制作のドキュメンタリー…